ガルバリウム原板;
日鉄住金鋼鈑によると、ガルバリウム鋼板の原板の受注できる原板の厚さは、0.2mm から 2.30mmの
範囲である。 その内屋根に使用されるのは、0.3mm-0.5mmが多い |
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カラーベスト、コロニアル等、スレート材の屋根葺き替え、カバー工法の屋根材料として、
ガルバリウム鋼板は最適な屋根材で、最近かなり良く使われる材料ですが、
注意する点、工法、選び方、価格・相場・短所等を含めて、総合的に解説いたします。 |
ガルバリウム鋼板の屋根材とガルバリウム鋼板は別の会社が製造しています |
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●ガルバリウム鋼板が屋根材料として良く使われている長所・理由
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軽量(瓦の重さの10分の1)なので家屋の躯体に負担をかけず、地震の揺れに強い |
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コスト;瓦の施工費用(材料+施工)が瓦に比べて低価格 |
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トタンより錆びにくく、3倍以上長持ち。 メーカー保証20年のものもある(高級品) |
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加工し易く、工事の工期が短くなるので、施工費用がお得 |
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カバー工法は既存の材料を撤去する費用、廃材処理費が要らないので、またお得 |
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ガルバリウム鋼板は、非常に軽量で施工価格もお得な屋根材料です。 例えば、その施工価格は、スレートやトタンのカバー工法葺き替えで良く使われるガルバリウム鋼鈑ですが、そのお値段は、ガルバリウム鋼板本体の施工価格は、\4,000円/uから\6,000円/uほど。ガルバリウム鋼板の種類、屋根の形にも依りますが、これに防水シート交換、その他棟部分、軒下部分、けらば部分の部品+施工費、諸経費をいれても、100uの屋根なら、100万円以下で葺き替えが完了してしまいます。 ガルバリウム鋼板とカバー工法は、ローコストで、今最もよく使われる屋根材料と工法なのです。 ガルバリウム鋼板工事の価格・見積は下記より; |
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ガルバリウムは、鋼鈑に亜鉛だけだったメッキ方法に、新たな方式でメッキ処理した耐錆鋼鈑で、1970年に米国のベツレヘム社が開発しました。
亜鉛+アルミ+シリコンの合金のメッキを施すメッキで、亜鉛メッキ(トタン)の数倍の長寿命を実現しています。 今日本では、ガルバリウム鋼板が、スレート材屋根の葺き替えに多く使われています |
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ガルバリウム鋼板屋根材自体の短所;
●断熱性能に弱い
・ ・ ・ カバー工法なら良いのですが、ガルバリウム自体に断熱性能はありません
●雨音がします
・ ・ ・ 薄い鋼板なので、激しい雨が当たると当然音がします。 |
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ガルバリウム鋼板は、良い材料で有利な点が沢山あるのですが、問題点も当然あります。
まず厚さ0.3から0.5mmと薄く、軽量なのですが、その為に断熱性能に劣りますし、雨音がかなりします。 この2つの要因が気になる方は、次の解決策を施さなければなりません。 またガルバリウム鋼板は、貰い錆びと言って釘や加工した鉄屑などがあるとその錆をもらい早い時期に錆がきます。 ガルバリウム鋼板自身は錆難いのですが、錆びを貰いやすい性質があります。 ・ ・ ・ 更に詳しい記事へ |
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夏の厚さ、冬の寒さからの断熱には、主に2種類の方法があります。 ひとつは、屋根材料での断熱、もうひとつは、屋根材料以外での断熱です。 屋根材料での断熱は、ガルバリウム鋼板の裏側に断熱機能を持たせる、または断熱シートを屋根に施工します。 屋根材以外では、屋根裏があればその屋根裏(小屋裏)に断熱材を施工するなどがあります。 断熱材付ガルバリウム鋼板、断熱材料の詳しくは、別のページを用意しましたので、下記のメニューからそちらを参照してください。 |
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トタンの屋根の下で雨音を聞いた経験があるなら、それとほぼ同じ雨音がします。 ガルバリウム鋼板もトタンも同じ薄い鉄板であるからです。 ガルバリウム鋼板やトタンのしたには、防水シートやコンパネ(下地材)などがあって、気にならない人もいたり、気になる方もいたりと感性の問題なのですが、スレート(=カラーベスト、コロニアル)で全く気にならないという屋根の上にガルバリウム鋼板で、カバー工法を施工すれば殆ど大丈夫です。 なぜならスレート屋根の上に更にガルバリウム鋼板屋根があるからで、遮音効果は上がっているからに他なりません。 しかし、非常に稀に、カバー工法のスレートとガルバリウム鋼板の間に太鼓現象が起きたときは雨音は大きくなることがあります。 この現象が起きたときは、別の、屋根材以外の遮音を施さなければなりません。(下記メニュー参照) |
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ガルバリウム鋼板自体は、錆び難いのですが、他の金属(特に鉄、酸化鉄)の錆を貰い易い性質があります。 5,6年でガルバリウム鋼板の表面が錆びて穴があいてしまうのは、この貰い錆びですこの対処方法は、とにかく金属などの材料、鉄クズ、鉄のごみをガルバリウム鋼板に接触させないようにすることです。 また貰い錆びを発見した時は速やかに錆びをとり、部分的に再塗装をすることです。 そのまま放置しておくと、全体に錆が蔓延してしまいます。 対策としては頻繁に、できれば年に一度は、(2階、3階の屋根は頻繁に屋根に上がる訳にはいかないので大変ですが)状態を調べて錆がないかみることです。 |
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日本には、大小合わせて100社ものガルバリウム鋼板の加工メーカーがあります。 しかし、そのメーカー全部が、製鉄をし板状に圧延、メッキ、屋根用に加工する一貫生産のメーカーではありません。 鋼鉄を製造し、圧延といって板状の鋼鈑を作る製鉄会社は、数社です。 屋根用、工事用、外壁、建築用部品でガルバリウム鋼板製品を製造するメーカーの殆どは、この鉄鋼メーカーから圧延され、メッキを既に施したガルバリウム鋼板を購入します。 その上にいろいろな加工、塗装、保護層などの処理を施し、屋根用、外壁用、その他の建築用に部品を製造する会社です。 または塗装、保護層を施したガルバリウム鋼板を屋根用として加工するだけのメーカーもあります。 ガルバリウム鋼板のメーカーごとの違いが出るのは、ガルバリウム鋼板の基材にどのような塗装や保護層を施しているかで、基本のガルバリウム鋼板自体は、数社の製造品に際だった優劣はないようです。(ただ厚さには違いがあります。
0.3, 0.4, 0.8mmなど数種類の厚さの屋根用ガルバリウム鋼板があります)
・ ・ ・ ガルバリウム鋼板のメーカーについて |
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●ガルバリウム鋼板屋根への葺き替え時、知っておくべき知識・情報
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ガルバリウム鋼板屋根のような金属の屋根は、材料を縦に施工す材料と、横方向に施工する材料とに大きく分かれます。金属の縦葺屋根には、有名なトタン屋根があります。 トタンは材料の名前、施工する形式名は、瓦棒と言って縦葺形式の屋根です。 ガルバリウム鋼板屋根は、横葺きが圧倒的で、屋根材メーカーは縦葺材料も製造していますが、大型の建物用、工場、倉庫用が多く、一般の木造住宅では、少数派になります。 トタンと言うと安っぽく聞こえ、また完成されたものを見ると「安っぽい」と感じる方もいますが、現在はトタンではなく、ガルバリウム鋼板の瓦棒、縦葺が主流です。ガルバリウム鋼板がトタンを駆逐したと思います。価格もガルバリウム鋼板は負けていないので、製造会社もガルバリウム鋼板へシフトしています。 実はガルバリウム鋼板の縦葺は、低価格でできるメリットがあります。 ガルバリウム鋼板自体の特徴、性能は変わりありません。勿論カバー工法も可能です。 |
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ガルバリウム鋼板にしようか?どの材料、メーカーが良いのか?迷われることと思います。ガルバリウム鋼板屋根の材料を考える際に、考慮する項目は下のようなことです。 |
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1:現在日本では、3社がガルバリウム鋼板を製造していますが、ガルバリウム鋼板自体の
性能に違いは殆ど見られない、聞いたことが無いですし、メーカーもガルバリウム鋼板自体
の違いについて言及していない。 最近では、別のメッキ鋼板が開発されている。 |
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3:表面の塗装; ガルバリウム鋼板に各社独自の塗装を施しています。
通常塗装(エポキシ塗装など)、フッ素樹脂塗装など、これには注意、保証も違います。 |
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4:材料の厚さ; 一般住宅用では、大多数の屋根材は、0.35mmです。0.4mmの屋根材を
発売しているとこもあります。 厚いと価格もそれなり。 |
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5:色は各社でマチマチ、色、デザインで選ぶ場合は、サンプルを見たほうが無難で間違いが
ありません。 現物とカタログ、インターネット上の色が一致しない場合もあります。 |
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6:遮熱の機能、つまり遮熱塗装を施すガルバリウム鋼板屋根材が増えています。 |
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しかし、一番良くあるスレート屋根からのカバー工法での葺き替えでは、断熱、雨音に対して不都合のある場合は殆どありません。現在まで、スレートのガルバリウム鋼板による重ね葺き工事で、夏暑く、冬寒い、工事後の方が悪くなったお客様は、幸い、いらっしゃいません。いままでの環境より悪くなったという苦情はありません。その点でガルバリウム鋼板のカバー工法は優れた工法と思っています。 |
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●ガルバリウム鋼板の欠点である雨音がする・・・の解決策
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実はガルバリウム鋼板より優れた屋根材があります。 価格はガルバリウム鋼板の2割〜3割アップといったtころですが、表面に石粒をアクリルでコーティングしていますので、雨を拡散して全く雨音がしません。この材料は耐用年数が、公証
50年、保証 30年という材料で、海外メーカーの物が主流です。 また金属ではなく、不燃布にアスベストを浸透させてた屋根材もあり、これもたまに契約頂く屋根材になります。 ガルバリウム鋼板のサイトですが、ガルバリウム鋼板を補完する意味でお知らせします。 |
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写真で両者の違いを区別するのは、難しいですが、材質は全く違います |
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ガルバリウム鋼板屋根材に代わる、優秀な屋根材:
●石粒付鋼板(ジンカリウム鋼板、自然石粒付鋼板、天然石粒化粧鋼板とも言う):
ガルバリウム鋼板、ジンカリウム鋼板の上に細かい石粒(砂)をアクリルでコーティングした鋼板
ガルバリウム鋼板屋根のように雨音はしません。 耐用年数 50年、写真の製品は、ディーズトレーニング社のディプロマットと言う製品、最近ではエコグラーニが良く出ています。 石粒付鋼板のメーカーは、他にも、メトロタイル、DECRA、Allmet
Roofing、佐渡島などがあります。 |
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●アスファルトシングル:(通称: シングル)
米国では、木造住宅の 70%以上の屋根に使われている屋根材で、不燃布にアスファルトを浸
透させ、保護材で表裏を処理した材料です。 触った感触は少し厚手のマット、カーペットのよう
です。専用の強力接着剤で固定するか、釘、ビスで固定する方法があります。 表面は凸凹して
いますので、雨を拡散して雨音がしません。価格はガルバリウム鋼板とほぼ同じと考えても良い
と思います。 耐用年数は、ガルバリウム鋼板より少し短い程度。 |
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詳しくは、電話をしてください; 0120−58−1152まで |
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※ジンカリウム鋼板とガルバリウム鋼板は同じ組成、同じ材料になります。 しかし、ややこしいのは、ガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板に石粒をコーティングした製品を石粒付鋼板と言いますが、ジンカリウム鋼板とも言うので混乱します。 ガルバリウム鋼板に石粒をコーティングした屋根材をジンカリウム鋼板とも言ってしまうので、余計に混乱してしまいます。 |
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スーパーガルバリウム鋼板屋根材;次世代のガルバリウム鋼板
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ガルバリウム鋼板を遥かに超えた超耐久性のスーパーガルバリウム鋼板屋根材;
穴あき保証;25年、耐用年数: 30年〜40年以上? 日鉄住金鋼板のSGL使用 |
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新しいメッキシステムを使った、スーパーガルバリウム鋼板、各社からこれを使った住宅用屋根材が、いろいろでてきました。 アイジー工業からスーパーガルテクト、、ニチハから横暖ルーフS |
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米ベツレヘムスチール社が、ガルバリウム鋼板を開発して、既に40年以上、日本の大手鉄鋼会社は、ガルバリウム鋼板に代わる高耐久性の新しいメッキ鋼板を作っていました。 ガルバリウム鋼板のメッキ組成である、アルミニウム+亜鉛+シリコンに、少量のマグネシウムを加えることで、長期の安定性を実現しています。この鋼板を使ってガルバリウム鋼板の屋根材を商品化。 |
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新しいガルバリウム鋼板;スーパーガルバリウム鋼板の特徴、特性と成分、何故 25年もの長期間の保証が可能になったのか? >>> 新ガルバリウム鋼板について |
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●横暖ルーフαプレミアムSでの施工例(価格付)は、こちらから |
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●ニチハ株式会社
横暖ルーフ・プレミアムシリーズ、新4製品; SGL:スーパーガルバリウム鋼板を使った
穴あき保証25年、赤錆20年保証の製品を、2016年秋発表。 |
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ガルバリウム鋼板の標準的に売れてた、横暖ルーフ/きわみの保証は、塗膜10年、赤錆10年でした。またこれの上位機種である横暖ルーフ/プレミアムでも、塗膜20年、赤錆10年保証でした。 特に今回の新しいガルバリウム鋼板は、マグネシウムを2%加えて強化し、赤錆保証20年、穴空25年保証を実現、海岸線より500m以上離れていれば、この保証が対象になる製品です。 |
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全ての横暖ルーフで、赤錆20年保証、穴あき25年保証です。 塗膜も、フッ素樹脂塗装製品;
横暖ルーフαプレミアムS、横暖ルーフプレミアムSは、塗膜保証20年、変色・褐色保証20年
新しいガルバリウム鋼板である、スーパーガルバリウム鋼板は、従来のアルミ、亜鉛、シリコンの他にマグネシウムを2%混ぜ込んだメッキ層により、今までのガルバリウム鋼板の耐久性を更に高めました。 耐用年数は、当然保証年数を超えるはずですので、25年以上と思われます。
(従来のガルバリウム鋼板は、耐用年数25年:ベツレヘムスチール社の屋外実実験による報告) |
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価格が下がって表示されています。 従来品である、横暖ルーフ/きわみのカタログ価格は;
¥6,200/u、これの後継品は、横暖ルーフSですが、なんと製品価格が、¥5,200/uで16%も材料価格(税抜き)を下げてきました。他社に先行された新ガルバリウム鋼板屋根材ですが、プライスリーダーの強力な商品・価格戦略です。ニチハが、カタログの材料価格を下げ、その性能をかなり上げたことによる業界のインパクトは、大きいと思われます。 |
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実際の屋根屋が施工するときの価格が下がるかは、個々の見積を取ってみてからになりますが、材料の問屋が価格を下げるのか?また屋根屋が実際、価格の下がった材料を調達出来るのか?が問題です。 調査を続けてお知らせしたいと思います。 |
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●アイジー工業株式会社
スーパーガルテクトシリーズ、3製品; 新ガルバリウム鋼板、穴あき25年保証、赤錆20年保証 |
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2016年の年末から2017年の初頭、2017年中は、お客様にとっては、ガルバリウム鋼板の屋根市場は、かなり有利な良い環境で、ガルバリウム鋼板屋根業界のリーダー的なニチハが、市場の占有率を上げる戦略に出たことにより、各社横並びだった、製品性能、価格に大きな差が発生し、競争が激化するからです。特に新しいガルバリウム鋼板の製品を出せないでいるメーカーの製品は、価格を下げざる環境になっていて、これから普通のガルバリウム鋼板屋根材の価格が下落することが強く期待されます。 市場原理として、性能に見劣りした製品は同じ価格では、勝負になりません。同じ性能の製品を出すか?価格をさげなければならない市場環境になってきました。 |
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これは、屋根屋の立場から言ってはいけないことかもしれませんが、ニチハ、アイジー工業以外の従来のガルバリウム鋼板屋根材に対しては、値引きを要求できる口実になると思います。
お客様としては、従来よりかなり良い性能の製品を従来の相場で施工できると同時に、従来品を扱う屋根屋に対して、更なる値引きで対抗できるという選択肢が出来上がったと言えます。 |
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更に言うと、ジンカリウム鋼板の市場にもインパクトを与えそうな製品です。それまでジンカリウム鋼板の耐用年数は、50年ですが、この新しいガルバリウム鋼板は、赤錆保証で25年です。 耐用年数は、それまでよりまた長くなって、ジンカリウム鋼板に近づくと思われます。メーカーがはっきり言わないことも考えれますが、確実にガルバリウム鋼板の耐用年数が、長くなりました。
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※スーパーガルテクト、横暖ルーフSが使っているスーパーガルバリウム鋼板は、日鉄住金鋼板のSGLになります。 亜鉛、アルミニウム、マグネシウム、シリコンの合金メッキ鋼鈑 |
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●ガルバリウム鋼板屋根, 建坪別・施工価格(概算)
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ガルバリウム鋼板(2016年12月現在)の本体施工相場は、断熱材料付、普及品、10年保証の製品で、おおよそ ¥6,000/平米程度となっています。ガルバリウム鋼板の屋根の葺き替え工事には、この他にカバー工法の場合、ルーフィング(防水材)、本体以外の役物施工費用、足場が必要な場合は、仮設足場の着脱費用がかかってきます。 これだけいっても一体自分の屋根の葺き替え費用がわからないので、建坪別、屋根面積別でのおおよその費用を出してみます。 |
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●建坪 10坪=約 33平米;
屋根面積を、49.3uとしたモデルのガルバリウム鋼板屋根、葺き替え価格・費用です |
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・ルーフィング施工価格・材料費+労務費
¥ 650/u X 49.3u = ¥32,045
・ガルバリウム鋼板、本体の施工価格・材料費+労務費込 ¥6,000/u X 49.3u = ¥295,800
・その他の部品、施工価格・材料費+労務費 一式 = ¥70,000
・工事合計 ¥397,845
・一般経費、諸経費 (工事費の5%程度) ¥19,000
・税込み工事合計金額 (消費税 8%) ¥451,156
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想定としては、スレート屋根のガルバリウム鋼板による、屋根葺き替え費用で、スレート屋根を撤去せず、ガルバリウム鋼板でのカバー工法の価格になります。また足場は屋根の形、家の形状、隣家との位置関係などでかなり変化しますので、ここでは記載しません。 |
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●建坪 15坪=約 50平米;
屋根の面積を、70.9平米としたモデルケースのガルバリウム鋼板屋根、葺き替え価格・費用です |
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・ルーフィング施工価格・材料費+労務費
¥ 650/u X 70.9u = ¥46,085
・ガルバリウム鋼板、本体の施工価格・材料費+労務費込 ¥6,000/u X 70.9u = ¥425,400
・その他の部品、施工価格・材料費+労務費 一式 = ¥100,000
・工事合計 ¥571,485
・一般経費、諸経費 (工事費の5%程度) ¥28,574
・税込み工事合計金額 (消費税 8%) ¥648,064
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●建坪 20坪=約 66平米;
屋根の面積を、82.9平米としたモデルケースのガルバリウム鋼板屋根、葺き替え価格・費用です |
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・ルーフィング施工価格・材料費+労務費
¥ 650/u X 82.9u = ¥53,885
・ガルバリウム鋼板、本体の施工価格・材料費+労務費込 ¥6,000/u X 82.9u = ¥497,400
・その他の部品、施工価格・材料費+労務費 一式 = ¥130,000
・工事合計 ¥681,285
・一般経費、諸経費 (工事費の5%程度) ¥34,064
・税込み工事合計金額 (消費税 8%) ¥772,577
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●建坪 25坪=約 82.5平米;
屋根の面積を、96.4平米としたモデルケースのガルバリウム鋼板屋根、葺き替え価格・費用です |
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・ルーフィング施工価格・材料費+労務費
¥ 650/u X 96.4u = ¥62,660
・ガルバリウム鋼板、本体の施工価格・材料費+労務費込 ¥6,000/u X 96.4u = ¥578,400
・その他の部品、施工価格・材料費+労務費 一式 = ¥200,000
・工事合計 ¥841,060
・一般経費、諸経費 (工事費の5%程度) ¥42,053
・税込み工事合計金額 (消費税 8%) ¥953,762
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●建坪 30坪=約 100平米;
屋根の面積を、145.7平米としたモデルケースのガルバリウム鋼板屋根、葺き替え価格・費用です |
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・ルーフィング施工価格・材料費+労務費
¥ 650/u X 145.7u = ¥94,705
・ガルバリウム鋼板、本体の施工価格・材料費+労務費込 ¥6,000/u X 145.7u = ¥874,200
・その他の部品、施工価格・材料費+労務費 一式 = ¥300,000
・工事合計 ¥1,268,905
・一般経費、諸経費 (工事費の5%程度) ¥63,445
・税込み工事合計金額 (消費税 8%) ¥1,438,938
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この価格は、ガルバリウム鋼板のカバー工法での費用です。 また上でご紹介した、スーパーガルバリウム鋼板での葺き替え価格については、調査中ですが、ニチハ株式会社の戦略的な価格付けから言って今の相場が高くなることは考えにくく、メーカーの屋根材商社、卸売価格が高くなることも考えにくいと思われます。アイジー工業ではカタログに施工価格や材料価格を載せていないので、この点も気になるところですが、ライバルであるニチハが、全体的に価格を下げており、戦略的な価格付けと考えられることから、今後ガルバリウム鋼板の価格が変化する要素が大きいです。しかし、メーカーのカタログ価格が下がっても、一般の屋根工事業者の材料込みを施工費用が下がる保証はありません。 しかし、価格変動の圧力はかかると思われます。 調査が進み次第、またここでお知らせしたいと思います。 |
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ガルバリウム鋼板は、米国で開発されましたが、日本では、独自に屋根材として、外壁材として発達しました。屋根材料としては、初めからメンテナンス、葺き替え用として発達し、カバー工法という新しい工法も生み出しました。 当時建売住宅の屋根にはスレート材が多く使われていましたが、スレート材の葺き替え、既存のスレート材を撤去することなく、重ねて施工できることが施工費の面からも、施工期間の問題からも受け入れられ、非常に広まっています。 またトタンでの重ね葺きにも対応でき、非常に重宝がられて、一般化しつつあります。 スレート材の葺き替えと言ったら、ガルバリウム鋼板、トタンの葺き替えもガルバリウム鋼板という選択が一番選びやすい選択肢になっています。 それでも、問題がないとは言えず、その対策もここで紹介しています。 是非、良く読んで頂きたい、良く知って頂きたいガルバリウム鋼板です。 |
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注:「ガルバリウム鋼板」は、新日鉄住金の登録商標です。 |
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屋根の葺き替えにガルバリウム鋼板屋根は、簡便でコスト的に有利なカバー工法の屋根として
お勧めできるガルバリウム鋼板の情報を提供しています。 欠点なども紹介し、その対策もお知らせしています
ガルバリウム鋼板を得意とす屋根工事業者も全国のお客様にご紹介しています。 |
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